まずは、 前回同様Tutorial1Activityクラスと同じ場所に、BinaryFilterクラスを作成します。その後以下のfilterメソッドを記述します。
public int[] filter(int[] imageArray,int width, int height,int threshould) { int y_val = 0; int rgb = 0; int red = 0, green = 0, blue = 0; int[] oimgArray = new int[imageArray.length];//① for (int j = 0; j < imageArray.length; j++) { rgb = imageArray[j]; red = (rgb >> 16) & 0xff; green = (rgb >> 8) & 0xff; blue = (rgb) & 0xff; y_val = ( 2 * red + 4 * green + blue ) / 7;//② if (y_val > threshould) {//③ oimgArray[j] = 0xFFFFFFFF; } else { oimgArray[j] = 0xFF000000; } } return oimgArray; }
①では、出力用に画像のint配列と同じ長さの空の配列を作成します。
②では輝度を計算します。輝度の計算ではもっと厳密な計算式がありますが、②の計算式では小数点計算を行わなくてすむため、計算速度が速いです。なお、輝度やグレイスケール化については以下のHPをご覧ください。
http://daredemopc.blog51.fc2.com/blog-entry-877.html
③では得られた輝度と閾値を比較し、閾値より高い場合にはピクセルを白(255,255,255)に、閾値以下ならばピクセルを黒(0,0,0)にします。
最後に、Tutorial1Activityクラスのint imageArray[]=ba2ia(ba);の下に以下の文を記入します。
imageArray =new BinaryFilter().filter(imageArray, imagewidth, imageheight,120);
このとき、第4引数が閾値を示します。範囲を外れてもエラーは発生しませんが、基本的に閾値の範囲は0~254までとなります。
以下に実機での実行結果を示します。閾値は120です。ヒストグラムからわかるように全てのピクセルが白または黒になっています。
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